教育にテレビは不必要、YouTube を見せるのは反対…との意見もあり、確かにそうだと思えるところはあるのですが、逆にテレビ無し、スマホ無しの生活をするのも、この現代では不可能ではあるでしょう。
テレビや YouTube は、どうしても受け身になって、ダラダラ見てしまいがち。でも、YouTube で誰かのバク転の動画を見て自分もやりたいと思ったとか、テレビでたまたまやっていた動物を見て動物園に行くきっかけになったとか、いい効果もありますから、絶対にダメとは言い切れません。
では、受け身でダラダラ…にならなければ良し…ということは、どうすれば能動的に見ることができるのでしょうか? テレビを上手に使うにはどうすれば?
そのアイデアのひとつとして「親子で一緒に観て、意見を交わしたり、お話を広げたりする」といいと思います。
小さな子どものいる家庭では、子どもがテレビを見てくれている間は家事がはかどるので、なかなかお母さんとしては難しいところですが(笑) ちょっとでも一緒に観て、お話をしてください。
英語の番組は民放にはあまりありませんので、それこそ YouTube が活躍します。
幼児さん向けの動画をひとつご紹介しましょう。
Peppa Pig
イギリスのあるブタさん一家の日常を描いた物語で、5歳のペッパという女の子が主人公。日常を題材にしているので、幼児さんの生活に密着した内容ばかりで愛着がわきます。英語が分からなくても、アニメなので何をしているのかなんとなく分かり、親子で、例えば「皆でお出かけしてるね~。車は英語で何て言うんだっけ? car だね~」「次のお休みは、ドライブに行こうか」とかお話できるかもしれませんね。
また、我が家では娘が3歳になった頃に、お友達のおもちゃか何かがキッカケで「トーマスが観たい」と言いだしました。なので、YouTube で英語版のトーマスを一緒に観ることに。
この動画で、トーマスが透明人間(透明機関車!?)になったのを観ていて「透明」について話をするキッカケになりました。
「話をする」というのは英語に限ったことでなく、例えば「おサルさんなんでお外に出てしまったんだろうね?」など、子どもに考えさせるような質問をし、思考力を上げるのに役立ちます。
ひとりで見るテレビは、記憶にもあまり結びつかないという研究もありますので、テレビはぜひ親子で一緒に観るようにしましょう。あとひとつ大切なのは「長時間にならないこと」。実際の生活でも、沢山新しいことに触れることができます。テレビやスマホは上手に、そして短時間にするよう心がけたいですね。