英語のポスターを活用しよう

家の中に、ポスターは貼っていますか? 例えば、3歳ぐらいになるとひらがなの表や、小学生になると日本地図や九九など貼っている方も多いと思います。それと同様、英語のポスターもぜひ貼ってみてはいかがでしょうか。ではどんなポスターがいいか等、見ていきましょう。

そもそも、ポスターの効果とは?

目で見たものは、記憶に残りやすいと言われています。すぐに効果が出る・成績が上がるというツールではありませんが、ただ視界に入っている程度であっても、あるときふと目に留まり気になることもありますし、いつも見ていたら覚えてた!なんて効果もあるかもしれません。

貼る場所は、どこがオススメ?

リビングなど、一番親子で一緒に過ごす時間が長いところがいいでしょう。親子でそのポスターについて話もできるかもしれません。また、トイレも絶対と言っていいほど見る機会がありますね。

どんなポスターを貼ればいい?

  1. アルファベット大文字・小文字
    まず最初はコレでしょう。2歳でも、7歳でも、年齢関係なく英語を始めた時に貼っておきましょう。
  2. 天気、季節、曜日、12か月、色、数字などベーシックな単語が書かれているもの
    毎日話題になりそうな天気や色、数字などは会話にも使えて便利ですよ。
  3. 世界地図
    小学生くらいになると「世界」が分かるかもしれません。でも、だからと言って、小学生以下の子に世界地図は無理と決めつけるのは良くありません。子どもの力は無限です。いつ、どんな風に、何に興味を持つか分かりませんから、まだ小さくても世界地図のポスターも、あってもいいかと思いますよ。また世界地図の世界標準は、イギリスが中心(大西洋)になっています。日本でよく見る地図は太平洋が真ん中にありますよね。世界を知ってもらいたいのであれば、世界標準の、そして英語だけで書かれた地図を貼っておくといいと思います。日本語(カタカナ)で国名などが書かれているものもありますが、これでは発音がカタカナ読みになってしまったり、カタカナを頼って「英語を読む」ことをしなくなりますので、オススメしません。

買わなくても、ダウンロードする手もアリ

家にプリンターがなくても、最近ではコンビニでも印刷ができますよね。むしろコンビニのほうがキレイでA3サイズなど大きめのものも印刷できたりしますから、ダウンロードしてコンビニ印刷、というのも安く上がっていいかもしれません。ポスターは普通光沢紙やマット紙と呼ばれる強い紙に印刷されていることが多いのですが、コンビニだとさすがにそこまではできないし少し値が張るかもしれませんよね。でも、普通紙でもじゅうぶんです。劣化しても安いから再度新しく印刷すればOKです。

ポスター選びで肝心なこと

絶対、日本語が書いていないものを選びましょう。上でも言いましたが、カタカナや日本語訳が書いてあると、どうしてもそれに頼りますし、確実に発音が悪くなります。まだ字が読めない子どもであっても、カタカナがあると親がカタカナ発音で「これはアップルだね」とカタカナ発音で指差してしまいます。一見カタカナや日本語があるほうが意味や発音が早く理解できていいのでは、と考える方もいますが、これは何だろう、どうやって発音するんだろう、並んでいるスペルを見て考え、絵をみて想像し、間違ってもいいから発話する…という流れのほうが自分で考える力がつきますし、日本語訳を考えず、英語のまま理解することができます。また、時間がかかったり、苦労したことのほうが記憶に残りますから、ぜひ「日本語ナシ」のポスターを貼ってください。

ポスターを、子どもと一緒につくろう

ポスター制作は、学校でもすることはありますよね。それを家でもぜひやりましょう。新しく知った単語と、絵を一緒に描いてリビングなんかに貼っておくと、カワイイですよ。自分で描いたもの・自分で取り組んだことに対しては記憶にもいいですから、オススメです。特に、子どもが小学校に入る頃は親も仕事を本格的にしていて忙しく、また英語は分からないから通っている英会話教室任せ…にする人も多いですが、少し時間を取り、親子で一緒に英語を楽しんでみてはいかがでしょうか。