この質問には、即答できます。
「基本的には、胎教は意味ありません」
その理由としてはこんなのがあります。
お腹の中にいる赤ちゃんには、ほぼ、お母さんの肉声しか届きません。パパが語りかけても、残念ながら届きません。なので、音楽や英語の番組なんかをかけても、当然届かないのです。
また、妊娠28週までは、赤ちゃんに聴覚ができあがっていないので、この期間は胎教には意味がないと言えます。
でも、「英語を習得させる」という観点では無意味であっても、妊婦さんにとっても、赤ちゃんにとってもかけがえのない妊娠期間。ママがゆったり音楽を聞いたり、好きな英語の番組があれば観るのは、リラックス効果はあるかもしれませんよね。そういう意味では、音楽などを聴くのは絶対に無意味だとは言えないような気がします。
また、28週を超えると母の声が届くのであれば、お母さん自身が英語を話していたり歌っていたりすると効果はあるかもしれない、と思いますよね。さっき「基本的には」ありませんと言いましたが、お母さんが普通に、お腹の赤ちゃんに Good morning! なんて声をかけるのは自然でしょう。赤ちゃんに英語ができるようになってほしいというよりも、単純に母と子のコミュニケーションを楽しむ、という程度でいいんじゃないかと思います。
のんびりゆったり妊娠期間を楽しむ、それが大切ですね。