英語が上達する一番の方法を、ちゃんと親が理解しておく

英語はスポーツと同じです。練習すれば上手くなります。練習せずに、机に向かっているだけでは絶対できるようになりません。

スポーツ、例えば野球。ルールを知ること・打ち方を学ぶことは、野球をプレーするためには欠かせませんが、それだけで試合には勝てませんよね。英語も同じです。英語も文法を学ぶことは必要ではありますが、それだけで会話はできるようになりませんよね。学校で英文法を学んで大人になったのに、ちっとも話せていない日本人の大多数を見ていると、おわかりいただけると思います。なので、試合=「英語を実際に話すこと」ナシでは、会話のキャッチボールをすることはできません。そしてそのキャッチボールが上手になりたいならば「練習」を繰り返しすることが大切になります。1回だけ相手のボールを受けて満足なんて、しませんよね。また、たとえ同じ人であっても機械のように毎回同じ球は投げられませんから、その人の球を毎回キャッチしようと思うと、練習がうんと必要になります。経験値が必要になります。

なのに、なぜかこれを知らない親世代の方が多くいます。一度書く練習を、話す練習をしたからといって、完璧にできるようにはならないのに、「前 apple 習ったでしょ。なんで書けないの!」という方がいます。親であるあなたは、今まで何度 apple という単語を見たでしょう?ジュースのパッケージなどにもありますし、数えきれない程見ているはずで、だから覚えているのです。子どもと親では経験値が違います。

ところで、apple だと子どもに強く言えるのに、 Thursday (木曜日)という単語はどうでしょう、何度も見ているかもしれないのに、書けないと思いませんか? カレンダーにいつも書いてあるから目に入っているのに、意識しないがゆえ覚えていないものもありますよね。そんな単語については、子どもに「ホラ Thursday、なんで書けないの!」って言わないと思いませんか? 自分が知っているものは、子どももできると思ってしまうもので、逆に自分が知らないことは子どももできなくて当然と思ってしまうものです。

何度も練習しないと、書けるように・話せるようにはなりませんから、根気よく子どもを見守り、サポートしてあげる必要があります。そして、子どもに英語を習得してほしいと考えるならば、できるだけ「練習」できる環境をつくってあげるといいと思います。