英語教室の入学前に、やっておくといいこと

こんにちは、店長 ERI です。

子どもに英語を…と思った時には、まず、英語教室に通わせることを考える方も多いと思います。そこで今回は、子どもを英語教室に入れると決めた方に少々ヒントになるお話をしようと思います。

私は英会話教室を経営している立場・経験から、子どもに教室に通わせる前に、ちょっと保護者さんにお願いしたい、やっておいて欲しいことがあります。

それは「家で、英語の基礎をやっておいて」ということ。

そう言うと、たいてい「え、基礎なんてそんなの無理。英語なんてサッパリだし発音なんてできない。できないから、自分が教えられないから通わせるんじゃないか」と思われるでしょう。

でも、基礎というのは、例えば5歳児であればアルファベットを書く練習とか、自分の名前を書くとか。英語で紫は purple というんだねと話をしたり、数字の1から10 とかも練習できそうです。小学生なら My name is … など自己紹介もできるかもしれませんね。

発音が分からないという保護者さんも多いですが、今やスマホがありますから、音声を出すことは可能です。

それでも、どうしても英語は苦手、発音は無理…という人でも、アルファベットは書けると思います。

そして、子どもがアルファベット全部覚えられなくてもいいんです、いくつかだけでも、いいんです。

できるだけ、やればいいんです。

だから、これは英語ができるできないではなく、やるかやらないかの差だけ。

また、間違って覚えてしまって、子どもが教室で恥をかく…ことが心配なら、こう言いましょう。(本当は恥ではなく、むしろ頑張って発話していることなので素晴らしいことなのですが)

「お母さんは英語の先生じゃないから分からないし間違えているかもしれないけど、やってみてるんだ。何事も、やってみることが大切で、間違えることは、本当に全然恥ずかしくないこと。だからもし間違えていても、そこは先生にちゃんと教えてもらおうね。習うっていうのは、新しいことだけじゃなくて、間違ってることに気づくのもある。お母さんも一緒に練習しなおすよ」

さて、今まで「教室に通わせる前に…」という前提で話しましたけど、実はこれは初回のレッスンでうまく行くためだけに言っているのではありません。家でできることは家でやってくると、肝心のレッスンで理解度が上がりますし、お金を払って受けているレッスンの質を、自ら上げることができます。purple が紫であることが分かり、発音ができ、書けるとすると、先生が「紫のモノ探せ!ゲーム」をしたときにでも一瞬で行動できますよね。できることは、自信につながります。なので、お家でできることは、どんどんお家でやってきてもらうほうが、子どものためになります。すでに習い始めていたとしても、今からでも遅くはありません。

気づいた時にやれば、たいていのことは少々時間がかかっても、取り返せます。

また、英会話教室でもくもんでも、スペルを覚えることは、レッスン時間内にはなかなかできません。英会話学校は主に「会話」を指導・最重要視しますので、スペルを覚えさせる時間がないのです。なので、習ってきた単語のスペルを練習するのは、ぜひ自宅で頑張って欲しいと思います。

最後に注意点として、くれぐれも、押し付けのないように。それはどんな教科でも、何にでも言えることですけど、「ホラ何回やったら分かるの!」「こないだやったのになんで apple も書けないの」とは決して言ってはいけませんよ。子どもにかけて欲しい言葉は「頑張ってるね」です。

それから「英語教室に入れる場合」の話をしてきましたけど、もし教室に通わせないとしても、今回ご紹介したこと、できるものもあるのではないでしょうか。子どもが何歳でも、おうちでできることは、沢山ありますよ。