子どもに英語を習得させたいと思った時に、はじめに思いつくのはコレではないでしょうか。でも、どんな教室がいいか迷いますよね。都会であればあるほど教室も沢山ありますし、遠方であっても通わせたいと思う魅力ある教室もあるかもしれません。英語教室を探す時に、どんなところに気を付けるといいか、見ていきましょう
家から近いなど、通いやすいところにあるか
数ヶ月通う程度のものなら、多少遠くても、通学に不便であっても許容範囲に入るかもしれません。でも、英語は数ヶ月でマスターできるようなモノでもないし、習得には時間がかかるものです。体験レッスンを受けに行き、子どもも気に入ってたし、先生もいい感じだったからこの教室にしたいと思ったとしても、それを毎週、2年3年と通い続けるとすると…? 小さな子どもの場合だと送迎は親がするでしょうし、子どもが成長し自分で通えるようになったら尚更、子どもにとって通いやすい場所にあるところの教室を選ぶべきです。
先生や日本人スタッフがコロコロ変わるところは要注意
先生も「働く人」ですから転勤や退職などはあるでしょうが、その頻度が多い教室って…何か働く環境に問題があるのではと思いませんか? 過密スケジュールでレッスンをこなしている先生は、疲れてしまって辞めたくなるのかもしれません。先生同士や日本人スタッフの関係がよくないとか、教室の雰囲気がよくないのかもしれません。また、大手であれば、転勤=他教室で退職者が出たから急遽そっちに…ということかもしれません。どちらにしても、コロコロ先生が変わる教室は、できれば避けたほうがいいと思います。
逆に、同じ人がずっといる教室は安定していると言えますね。また、同じ先生であれば、より生徒のことをずっと見ているため、得意なこと・苦手なこと・性格などが把握でき、より良い指導ができるはずです。
日本のことを知っている先生がベスト
上記で、先生が安定している教室がいいとは言いましたが、その先生、外国人だから大丈夫…ではありません。「先生が日本人の特徴を知っているか」がポイントです。日本のことを全く知らない、日本に入国してすぐのアメリカ人の先生と、日本に住んで長い英語ペラペラな中国人の先生では、どちらがいいでしょうか? 日本人がどれだけ英語ができないのか、どれだけ発音がカタカナ英語なのか…また、中学高校など、どんな学校教育を受けるのかとか、日本人の性格や文化なども含め日本についてよく知った人のほうが、日本人を上手に指導することができるはずです。そうなると、実は日本人の先生が一番だと言えるかもしれませんが、日本人の先生は、英語の実力の差があるので別に気を付ける必要がありますね。
教材費についてよく考える
大手の英会話教室は、教材費がとにかく高額なところも多いです。当然教室もビジネスですから収入を得なければ成り立たないのですが、あまりに高額だと考えものです。高いから良いとも一概には言えません。(逆に安いから良いとも言えないでしょうけど。)でも、高いからといって悪いわけでもなく、その価格が自分にとって価値があるか、が判断基準になるのではないでしょうか。それは何も教材費に関わらず、授業料や他費用、また何事にもあてはまることでしょうね。また、初期費用を安く見せるために、半年ごとに追加費用がかかる等システムを用いている教室もありますので、しっかり見ておく必要があります。
日本人の先生の「日本語」に注意
実際に私が聞いた体験談です。「体験レッスンの時はオールイングリッシュだったので、日本人の先生でもいいと思いました」と個人でやっている日本人の先生のレッスンを受けていた知人の子ども。でもある日、その知人は子どもに「え、いつも日本語で英語教えてもらってるよ」と聞いたそう。体験レッスンは親がいるので英語だけで指導して、普段親がいないところでは日本語のオンパレード…という教室も、残念ながらあります。もちろん、日本語で指導するほうが効率がいい場合、例えば英検対策など日本語のほうがいい等はありますし、受験対策であればカタカナ発音で十分なこともありますがが、日本人の先生に習う場合は、どの程度日本語を使うかを知っておきたいものです。レッスンを受けているならば、時々子どもに様子を聴くようにしたほうがいいですね。
そもそも「英語を習う目的は何か」を確かにしておく必要がある
そもそも、なぜ子どもに英語を習わせるのでしょう? と聞くと「え、英語を話せるようになってほしいからに決まってるでしょう」という答えが多いように思います。それが当たり前というか、それしかないといいうか。でも、よく考えると実際は「中学受験のため」「学校のテスト対策」のようなものや、「外国の雰囲気を知ってほしい」「国際社会で活躍できる人材になってほしい」など様々意見は出てくるのではないでしょうか。「英語を習う=英語ペラペラが目的」とは理想ではありますが、残念ながら週数回程度の英会話レッスンでは、そうもいきません。究極のゴールは英語ペラペラでいいのでしょうけど、その前の小さなゴールをどこに設定するか、で教室選びも変わってきます。例えば「学校のテスト対策」であれば塾や日本人の先生に教わるほうがいいでしょうし、「外国の雰囲気」が目的であれば外国人の先生がいる教室を選ぶほうがいいかもしれませんね。
体験レッスンは、ここを見よう
どこを見ると聞かれると「我が子でしょう。子どもが馴染めているか見る」とは当然。でも、もうひとつ大切なことがあります。それは、我が子ではなく「周りの人」。他の生徒や先生たち、スタッフがどう動いているかを、よく見るといいと思います。
なぜか。
それは、我が子はその場に初めて来たわけです。英語が初めての子であれば、馴染めない可能性だって大いにありますから。だから、場に慣れていない自分の子の様子だけを見て判断するのではなく、もうその場に慣れている子たちを見ると、我が子も近い将来あんな感じになるのかな?と想像できたりもしますよ。
結局は「雰囲気」が最重要だったり?
いくら場所がよくても、いくら先生が良さそうでも、自分に合う雰囲気がどうか、が何よりも肝心なのかもしれません。毎週通うことになる教室ですからね。そんな雰囲気…ホームページやインスタなどではよく見えるように「作られている」こともあります。(良く見られたいのはビジネスでなくても、プライベートでやっているSNSでも同じですよね? なので、作られていること自体は悪くないと思います。)だから、実際に見て、イメージと違ったということもあります。逆にホームページに力を入れていないけど、すごくいい教室だってあります。私の知人の教室がそうで、宣伝は一切していないけど口コミだけで生徒が集まるので大丈夫と言っていました。
ネットで調べているだけでは分からないことも多いので、気になる教室があれば、とにかく一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。