英語学習において、最も大切なこと

こんにちは、店長 ERI です。

子どもの英語力を上げるためにはいろんなアイデアや学習方法がありますけど、それらを実行する前に、念頭においておくべき最も大切なことがあります。最後まで読み、ぜひ参考にしてくださいね。

継続できるかどうか

教材やDVD学習、教室に通うにしても、また英語学習以外でも何事にも言えることであり当然のことなのですが、継続できること、これが何より大切なことではないでしょうか。

そんなの知ってる、英語は継続が難しいから習得できずに困ってるんじゃないか、と言われてしまいそうですが、本題はここから。ちょっと読み進めてみてくださいね。

継続って一言で言うけど、どのくらいで継続したと言える?

例えば「A教室が合わずに辞め、別のB教室に通い始めたのが半年後」という場合は、継続していると言えるでしょうか?「3日坊主でその後1週間やらなかったけど、翌週ちょっとテキストを見てみた」という場合はどうでしょうか?

私はどちらも継続していると言えると思います。英語は特に、場数をこなさなければ習得できないもの。ブランクが少々開いても、再開すればいいだけです。

私も実際、妊娠~出産、育児で大変な時期は自分の英語学習をしない、娘が3歳になった頃に再開すると決めていました。そうすると「英語やらないと…でも時間ないし眠いし…」なんて思いがなくなり、スッキリ。そして周りにも堂々と「今は子育てに専念してる。もうすぐしたら勉強を再開する」と言えます。学習しない言い訳ではなく、スッパリ潔く自分の考え方が伝えられます。実際に勉強を再開した今は、学習を継続していると言えるのではないかと思っています。

特に気まぐれな子どもたち。飽きやすく目移りしやすい子どもたちですから、「毎週やるのが継続」のような固定概念は持たず、気長に、広い心で構えることが大切かと思います。

お友達の意見を聞くときのポイント

ところで、英語教材選びや英語教室探しなど、英語教育において先輩ママに話を聞くこともあるでしょう。そんな時の聞くべきポイントを、少し押さえておきましょう。

例えば、小学1年生になる子が英語教室に年長さんから通っている。うちの子も来年年長さんになるし、ちょっと話を聞いてみようかな?と思い尋ねたところ、こんな答えが返ってきたとしましょう。

  • ウチの子、A教室に通って2年になるよ
  • 週1回のレッスンで短い文章も言えるようになったし、先生の言ってることも理解してるみたい
  • Bっていう教材をやって、もう全部終わっちゃったから、次はC教材を試してみようと思うの

どれも「へぇ~」と思うことばかりですね。「2年も続けてるんだ、すごいね」「週1回のレッスンでも先生の話が分かるようになるんだ」とか、「B教材、良さそう」と思うかもしれません。

でも、ちょっと待って。私は「その先の話を聞くこと」をおすすめします。私が思う参考にしたい話というのは「この2年をどうやって継続してこれたのか」とか「子どもが行きたくないと言った時はどうした」とか、「忙しい日常のやりくりのアイデア」だったり、事実のウラ側にある、今までやってきた行動です。継続するためにしたこと、それを聞くのです

英語教室に2年と言っても、いろいろ

さっきの英語教室に2年通っているお友達。2年とは言っても、週に1度の英会話レッスンなのか、週に2回なのか。週に1度だとしても、1回のレッスンが1時間なのか1時間半なのか。マンツーマンで受けるのと数人でのレッスンでも違いますね。同じ2年といっても、大きな差になります。

また、おうちでの英語に触れる時間や内容、子どもの英語に対するモチベーションなどによっても子どもの英語力は大きく変わります。だから、英語に触れた年数だけでは、実はあまり参考にならなかったりしますよ。

継続するためのコツ

さていよいよ「継続するためのコツ」に話を移しましょう。お友達の経験や意見はほどほどに、そして英語学習は何よりも継続することが大切だと分かりました。

子どもの英語を継続させるために、私が大切だと思うことを挙げていきます。

  1. 親にまず、時間をつくること
  2. 教材を購入するなら、ウチの子にはちょっと簡単かなと思えるレベルのものを選ぶこと
  3. ルーティーン化できるように取り組むこと
  4. 強要しない、無理させないこと
  5. 「もうちょっとやりたい」ところで止めること

以下、それぞれ解説していきますね。

親にまず、時間をつくること

おうち英語においては、小さな子どもに「ハイ教材これね、やりなさいよ」と渡してすんなりできる子はいません。ママが横について見ている必要がありますよね。習い事も然りで、送迎の時間を確保せねばなりません。日々忙しく家事や仕事をこなしながら子どもと英語に触れる余裕をつくらなければ、継続は難しいでしょう。

簡単なレベルの教材を選ぶ

子どもの「できた!」という達成感が大切で、それが次もやろうという意欲につながります。お金を出して買うなら、少しでも沢山学べるものを…と思う気持ちも分かりますが、子どものレベルより少し低いものを数こなす、というのが理想です。

ルーティーン化

継続するにおいてこのルーティーン化できるかどうか、それがカギだったりします。毎日夜寝る前の読み聞かせなどはルーティーン化していませんか? 英語学習においてもそれが理想。「保育園から帰ったらまずABC練習帳2ぺージ」という習慣づけを私、4歳の娘がいる我が家では実践しています。

強要させない、無理させない

例えば、皆でプールに行ってくたくた…なんて日。ホラABC練習しなさいよと促し、子どもは眠い目をこすりながらする…そんな学習が、効果的でしょうか。もちろん毎日例外なくやり続ける、というのも素晴らしいことではありますが、親も子も「絶対やらねばならない」というプレッシャーがあると辛いもの。辛いものが続くわけがありません。とくに子どもが小さい間はママも大変ですから、無理のないようや「やらなくていいのはこんな時」のようなルールがあってもいいかと思います。

もうちょっとやりたい、で止める

楽しくないと物事は続きません。ここで言う「楽しい」はお友達と一緒に遊んで楽しいとか言うのと少し違って、新しいことを知るワクワク感だったり、デキル!という自信から来るもの。1冊の学習帳を1日でやっちゃった!というのも素晴らしいことではありますけど、「今日はアルファベットAとB、明日はCとDをやろうね」のように、明日へのワクワクを残しつつ、丁寧に少しずつやるのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか。英語は一朝一夕では身に着かないもの。それは大人である私たち親世代がもっともよく知っていることではないでしょうか。長く続けるコツを押さえ、焦らずわが子をよく見て、ピッタリの学習方法が見つけられるといいですね。